an outline

2005年永年勤続後、定年を迎えました。
定年後、1年間はご好意で、使っていただきましたが、2006年6月退職しました。
その直後より、名古屋・砂田橋で、一人住まいの母(1923年生)を介護しています。
2005年秋ころより、母は直近の記憶力が低下、医者へ行く日のことも、かかってきた電話も、記憶できなくなりました。
来ないのを心配した医者から電話があり、「満足に薬を飲んでいないのではないか」と。
「電話しても『はい、すぐ行きます』と返事はしてもらえるが、待てど来ない」と。
毎月一日の、父の月命日にはお寺さんが、いつもお経に来てくれていました。
その日を忘れて、留守にしたこともあり、お寺さんも心配してくださるようになりました。
退職を機に、前から決めていた【単身赴任介護】することとしました。
このため、恵那市の、ホームヘルパー2級研修会を2006年に受講し、知識と資格を戴きました。
週末日曜には、恵那へ帰ります。ただし、介護には休みがありません。
帰省はほんの5時間程度です。
母がくたばるまでの何年かは、年少のころ己が受けた恩を少しずつ返済しています。
そこには、多分、ひとりよがりで、偏執にまみれた自己しかいないのではないかと。
可能なら、外からみた姿を感じてみたいと思います。